A子 笑顔

ハーブボールはいろんなところが供給しているようだけど、国産にこだわる日本橋ハーブボール工房のものはどんな特徴があるのかしら?

B美 笑顔

そんな疑問の声にお応えして、こちらのページでは私たちのハーブボールの特徴について解説します。

1.No 殺菌剤, No 除菌剤の理由

日本橋ハーブボール工房のハーブボールは一人のお客様に一つのハーブボールを前提として製作されています。これはタイやインドの高級SPAやアーユルヴェーダ医院では当然のことです。一度使ったハーブボールを複数のお客様に使いまわすことは、衛生管理の面から言ってもおすすめできないことでもあります。

そのため、私たちのハーブボールには殺菌剤としての樟脳などは入っていません。あるいはそのほかの殺菌剤・除菌剤などの化学的な薬剤が入っていないのが特徴です。一般的なハーブボール、特にタイなどから輸入しているハーブボールの大半には複数人数で使い回すための防腐剤や殺菌剤が使われていることがあります。

セラピストとしてお客様にサービスする方はもちろん、自分自身の体質改善のためにハーブボールをお使いになる方はまずはサプライヤーさんにこのことについて確認してみましょう。また、とても大事なことですが、オーガニックハーブボールと明記されていたとしても、その中に殺虫剤や防腐剤が使用されている場合には元も子もないように私たちは考えています。

2.使用する目的が違います

私たちのハーブボールは温活を目的としています。しかし、伝統的なハーブボールはむしろ体から熱を出すことを目的としています。

「ハーブボールは温かいものだから温活にぴったりなんじゃないの?」

そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それは大きな勘違いです。その理由は2つあります。こちらの文章はちょっと長くなりますので、まずは下の図をご覧くださいませ。

ハーブボールは気候を反映しています

ハーブボールはインドで生まれ、南アジア・東南アジアの温かい地域で普及してます

まずハーブボールが生まれ、定着しているのは日本とは異なるインドやスリランカ、あるいはタイという熱帯・亜熱帯の地域です。これらの国々の気候は冬でも最高気温が30度以上はあります。私たち宗夫妻もタイに5年以上住んでいましたのでよくわかりますが、常夏の気候では冷えよりも熱のほうが体力を奪うのです。そのため、これらの国々でのハーブボールの使い方は温活とは真逆の体の沈静化、つまりは体から熱を出すことが伝統的なハーブボールの使用目的です。そのためハーブボールの調合も体から熱を出す調合になっています。

ひるがえって日本の気候はどうでしょうか?基本的に季節の4分の3は体に冷えを感じる気温ですし、夏場であっても冷房機器の進化で冷えを感じてしまいます。このような現代人のライフスタイルには体を温める温活のためのハーブボールが適しています。そのため、私たちは温活のためにハーブボールの調合自体を見直しています。

どんな人が使うのかを考えています

自然療法とはその土地の人々の体の使い方というのを大きく反映しています。伝統的なハーブボールが対象としているのは肉体労働による筋肉疲労です。筋肉は冷ますことによって回復を促進できるからです。

一方で現代の日本人のライフスタイルはどうでしょうか?確かに肉体労働をして疲れていらっしゃる方も多いと思います。しかし、それと同じぐらい頭脳労働や人間関係のストレスを通じて疲労を感じていらっしゃる方が多いのです。特に女性の場合にはそもそも冷えやすい傾向にあり、多くの人が冷えを原因とする症状で困っているのが現状です。そのため、私たちのハーブボールでは温活を目的としたハーブボール調合になっています。

現代では肉体ではなく精神のストレスを抱える人のほうが多い

3.酵素ハーブボール

私たちのハーブボールは人間にとって有用な酵素を多分に含んでいます。酵素とは発酵のもとになるもの。私たちのハーブボールのベースハーブである米ぬか・竹パウダー・ゴマなどはその酵素をたっぷりと含んでいるものなのです。私たちのハーブボールを当てることによって、クライアントさんの菌叢の改善にも貢献できると信じています。

ちなみに一般的なハーブボールは防腐剤を含むため腐りません。これは酵素という視点から見ると、酵素を含んでいないといえます。

4.触り心地が違います

市販のハーブボールは硬くてどうも使いづらく思っていました。しかし、日本橋ハーブボール工房のものは柔らかく、弾力があります。お客様にも”このハーブボールはタイで体験したものと同じですね!”とお褒めの言葉をいただきました。

Aさん|神奈川県

日本で流通している一般的なハーブボールは乾燥したものが使われています。これはタイやインドでは廉価なタイマッサージ屋さんで用いらているものですが、乾燥しているため蒸しても硬いのが特徴です。しかし、高級SPAで用いられている生のハーブボールの触り心地は生であるがゆえに乾燥したものと大きく異なり、柔らかく肌に吸い付くのが特徴です。

私たちはハーブボールのレシピを見直すことによって、柔らかな使い心地を再現しています。

5.私たちのハーブボールは楽しむことがテーマ

私たちはハーブボールを体全身を使って味わうものだと考えています。ハーブボールは確かに自然療法の一つとして生まれました。しかし、ハーブボールは我慢して使うものではありません。ハーブボールは使う人がみんな笑顔になれるものであるべきで、香りや質感を楽しみ、味わうことができる一つの文化でもあると考えています。

そのため私たちは伝統的なハーブボールのレシピにリスペクトしながらも世界中の様々なハーブを調合に用いています。そのため、タイやインドのハーブはもちろん、日本のハーブ、バリのハーブ、西洋のハーブを使用して、その時々の心や体の状態に応じて楽しめるものを製作しています。その結果、たくさんのお客様にご愛顧いただけるようになったのです。

補足)ハーブ調合について

私たちのハーブボール調合は思い付きで行っているものではありません。使用しているハーブには一定の調合理論というものがあります。これについては以下のビデオ講座で解説しています。

また、私たちの書籍「ハーブボールSPAセラピー」でも詳しく解説していますのでおすすめです(宣伝)。

まとめ

以上の5つの視点から私たちのハーブボールと一般的なハーブボールの違いを解説しました。ここまで読んでくださってありがとうございます。私たちはハーブボールのプロです。もし、ハーブボールを導入するに当たって迷っていること、悩んでいることがありましたら何でもご相談くださいませ。